
『みんなの家庭の医学』2018.6.9放送
病を早期発見!目で見るだけでわかる。『隠れた病がわかる』の全身セルフチェックSP。の放送がありました。
足のほくろの見分け方について。
今回はまず『足』のサインですぐに病院へ行くべき病を早期発見しましょう。まとめてみました。
足チェックで何が分かるのか?
木沢記念病院病院長 北島康雄先生が皮膚に現れる症状から
全身の病を探り当てる皮膚科のエキスパート
この先生は医師が選ぶ優れた医師ベストドクターに何回も選ばれているそうです(スゴイ!)
足のチェックを重要視する理由は、足の皮膚は特に毛細血管が発達していて
心臓よりずっと下にあって血流がうっ滞しやすいので全身の少しの変化も現れやすい。
血液がはこんでくる悪い成分が溜まりやすい、全身の病のサインが現れやすいそうです。
足の6つのセルフチェック
この6つのチェックうち2つは直ぐに病院へ行くべき症状だそうです。
さっそくチェックしましょう!
チェック①
踵(かかと)がカサカサ白くなっている

これは水虫
白くカサカサの方は乾燥型の水虫(角質増殖型足白癬)です
痒みが少なく乾燥肌と間違いやすい。白いカサカサが土踏まずの辺りまで出来ているのが特徴。
チェック②
指の付け根がケシ粒大の水疱でできている

これも水虫です。
水疱型の水虫(汗泡状足白癬)です
痒み(かゆみ)が強いのが特徴で水疱がつぶれると、皮がめくれてじくじくする。
治療方法
市販の薬でも対処できますが先生いわく
水虫の患部だけでなく足全体に塗ることで、白癬菌(はくせんきん)が他の部分にひろがるのを防ぎ治りやすくなるといいます。
※治らない時は皮膚科にいきましょうね
チェック③
足の裏に黄色く硬い塊がある

これはタコ・ウオノメ
足に合わない靴の慢性的な刺激により⇒自己防御反応で確執が増殖するためです。
中心に白い芽があればウオノメ⇒押すと痛い。芽が皮膚の奥にくさびのように食い込むので痛い。
タコは白いのがない硬いのが外出てきている⇒痛くない。
治療方法
市販の絆創膏で治ります。
※痛くて歩けない時は皮膚科などに受診しましょう。
チェック④
足の甲に赤い小さな斑点

これは直ぐに病院に行くべき病気!
始めは赤い点々のみ、靴下にかぶれたと思った。
足は赤いのが出たり治ったり…。
足の痛みも出て、手も赤い、顔の頬も出た。
ある時足の指関節に激痛。足は赤い斑点が全体に。
病院へ行くと血液監査で病気が判明
全身性エリテマトーデスだったのです。
3か月後に病名が判明したそうです。
全身性エリテマトーデスとは原因不明の自己免疾患
本来外的と戦う免疫細胞が暴走し正常な組織を攻撃して、全身の炎症を起こす病気
日本人に10万人患者がいて90%が女性です。
症状を抑えるために重要なのが早期発見・早期治療です。
最初のサインは足に現れる赤い斑点
メカニズムは足の毛細血管に免疫細胞が攻撃⇒皮膚の下で出血して赤い斑点となる血管炎だったのです。
赤い斑点=血管炎
自分で診断の仕方⇒透明のスプーンで押して消えなければその疑いがあります。
しもやけ、かぶれなら消える、血管炎なら消えません。
消えなかったら皮膚科へ行きましょう!
チェック⑤
足の裏のホクロ
A=スイカの種ぐらいの大きさで輪郭がぼやけたホクロ

チェック⑥
B=縦長で米粒ぐらいの大きさのくっきりしたホクロ

A・Bのどちらかは、皮膚がんです。
A=輪郭がぼやけたホクロ=メラノーマという皮膚がんです。
メラノーマとは皮膚の中でホクロを作るめらのさいとががん化したものです。転移すると高い確率で死に至ります。悪性度の高い皮膚がんです。
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メラノーマの特徴
①濃淡があって輪郭がぼやけている
②いつのまにかできたホクロが大きくなってきた
何年も大きさが変わらないものは大丈夫です。
日本人の場合、足の裏にできやすいので時々足の裏をチェックしましょう!
早い段階で取ってしまえば大丈夫。
怖がらず病院行きましょうね。
まとめ
足の目で見て分かる病気ですので早期に発見しやすいと思います。
気になったら自己判断せずに皮膚科に行きましょうね。
病院が怖くて行けなかったと手遅れになる方もいます。
とにかく、気になったら病院、皮膚科に行きましょうね。