
中日ドラゴンズの元監督をされていた落合博光さんのお話がとても良かったので紹介います。
「オレ流」他人、自分、子供才能を伸ばす方法をTV「世界一受けたい授業」に出演していました。
これは我が子にも使えますし、会社の部下、新入社員にも使える内容でした。
この時の内容をまとめました。
落合博光さんとはどんな方?
落合博光さんは、現役時代は28歳の時に打点、打率、ホームランで史上最年少で3冠王に輝きました。
その後も3度の3冠王を達成した方です。
初めて年俸をオープンし、球団側に
「オレのの価値はいくらなんだ?」と言ったそうです。
「俺はこれだけの値段で売りたい、商品として。球団はそれを買ってくれますか?」と。
30年前ですよ?
凄い方ですね。
この行動で、野球界全体の年俸もUP。
30年後、現在では2億、3億の選手が100人以上!
プロ意識をもって仕事をするという事を伝えました。
現役引退時にはこんなことを話しています。
「『職業野球』プロ野球というよりも、この20年間は職業野球の中に携わった一人の人間という、そういう感覚でしか野球やってきてない。こういう選手が1人でも2人でも出てくればもっと面白い野球界になるのでは、そういう期待は今の若手にしています。」
当時、低迷していた中日ドラゴンズを立て直し、就任1年目にリーグ優勝!
4年目には中日ドラゴンズを53年ぶりに日本一にした方です。
監督中、8年間全てAクラス入り(3位以内)
そのうち、リーグ優勝回数は4回!
まさに『名称』と言われました。
有名な言葉は「オレ流」
「オレ流」独自の理論で采配を振るってきたそうです。
低迷の中日に監督就任した時です。
「チームの戦力を補強はせず、今あるチームの10%を底上げ出来れば十分優勝を狙えるチーム力を持っていると思うので。」
チームの力を信じて優勝に導いた監督さんです。
ある意味、選手一人ひとりを信じてくれていた監督さんなんですね。
自分の才能を伸ばす方法
一流になるためには?
「一流になるための第一歩は○○」といいます。
○○それは…
『人のまねをする』
です。
なんか意外ですよね。
「過去に売ったバッター、優勝させた監督だとか教材がたくさんあるから、それをどうやって自分の中に入れて答えを出すか」
「違ったらまた変えればいいから、まずはマネから入る」
ゲストさんから選手を誉めることがあったんですか?の質問に
「誉めません。絶対に誉めません」
「こっちが思ってやってくれた想定内。想定内のことを誉めると、その先が無くなってしまう」
「誉められない=認めてくれている、という風に思わせる方向にはもってはいきました」と言います。
選手も途中からそれを理解していたみたいですと言っていました。
自分の才能を伸ばすには?
「自分の才能を伸ばすには結局○○」といいます。
この○○は…
『自分で考える』だそうです。
子供が「ここ、分からないから教えて」といって来てもすぐに教えるのではなく自分で考えさせる。
落合さんも現役時代に、当時の監督にバッティングフォームを指摘されたそうです。
しかし、「すみません。オレのことは放っておいてください」と言ったそうです。
監督の言う「投網を川にパァーッと投げるように。これが、バッティングの極意だよ」と言われた意味が分からなかったからだそうです。
もし、失敗したらどうしたら?の質問に
「失敗はいくらしてもいいんです。失敗したら何が悪かったかを考える」
「そこで考えて、またやる。やらないで後悔するんだったら、やって先に進むのが生き方なんだよね」と。
これは子育てにも共通しますし、今の自分の励みにもなりました。
オレ流!人の才能を伸ばす方法
次は人の才能を伸ばす方法です。
ミスは叱らないが○○は…
これは
『ミスは叱らないが、手抜きは叱る』です。
例えば子供さんがテストの点が悪い時点数ばかりを気にしてはだめ。
その原因がミスなのか?
手抜きなのか?
ミスした時なぜ失敗したのか?考えるように導く。
一生懸命にやってのミスや失敗は仕方がない。
ミスも才能を伸ばすチャンス!です。
しかし、「手を抜いて自分が出来ることをやらなかった時は叱るべきです。
手抜きを放置すると失敗を繰り返すことになり、才能が伸びません」と。
自分の考えを伝える
例えば、上司からある事を先方に伝えて、と頼まれた。
「直接会いに行って伝えて」といったのに
部下は「ちゃんとメールで伝えました」となってしまった。
自分が伝えたかったことが相手に全く伝わっていない。
これも、オレ流の解決方法があるそうです。
自分の伝えたいことを理解してもらうには話したあとに○○
答えは
『オウム返しさせる』
自分が言った事をそのまま言わせる。
落合さんの先輩の関根順三さんから教わったそうです。
「いいか?選手にいくら言ったって聞いたフリをしているだけだから、今言った事を相手にしゃべらせろ」と教えてくれたそうです。
「そしたら、相手は一字一句もらさないように聞くようになるから」と。
最後に
落合さんは言いました。
才能を持っていない人は誰もいない。
その才能を自分で見つけられるかは別物。
周りで見ている人が「これに関してものすごい才能」というものを
見つけて伸ばしてあげるのが一番いい。
才能ない人は一人もいません。
私も自分に、子育てにとても勉強になりました☆
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