
2018年、熱中症にかかる方が急増していますね!
私は看護師ですが、救急でかかる患者さん増えてます。
救急車も例年の2~3割増しで運ばれてきます。
そんな中で、水分摂取の間隔など患者さんから質問される疑問が多いので
医師に聞いた事も含め、熱中症の疑問に答えていきます!
小まめに水分とるってどのくらいの間隔で?
TVや予防で熱中症対策で「こまめに水分をとりましょう!」
といいますよね?
患者さんでよく質問される事
「先生、水分ってどのくらいの間隔で飲めばいいんですか?」
そう、水分摂取の間隔です。
確かにあんまり具体的に教えてくれませんよね…。
お年寄りは、喉が渇いたことに気づかない事が多いですし、子供さんは遊びに夢中で水分とらずに、急にがくんと具合悪くなります。
対策は、時間を決めて水分を飲む。
朝起きて、朝食時、10時ごろ、昼食時、15時ごろ、夕方、夕食時、お風呂上り、寝る前などと決まます。
一度に大量でなくていいので、水を飲む事です。
お年寄りにも声をかけて飲んでもらう。
子供さんにも飲んでもらう。
小まめに水分とはこういう事です。
余談ですが…
私は学校の授業中でもお茶を飲んで良いことにすればいいと思います。
だって、大人だって講義の間、仕事の間など飲み物飲みますよね?
この異常な暑さに学校も対応して欲しいです。
水分は「水」で良いの?
水分、水分、水分とれと言いますが
「看護師さん、飲むのは水でいいんですか?」という質問です。
ただの水ではダメと思いがちですが水でもいいんです。
もちろん塩分がが少し入ったスポーツドリンクもOKです。
しかし、子供さんに毎日、毎日スポーツドリンクを飲ませれば、今度は虫歯になる可能性があります。
また、「経口補水液」も良いのですが、普通の生活の中でコレを飲むのは無理があります。
飲んだことありますか?
経口補水液は味が濃くしょっぱいし、甘いです。
子供は飲みません。マズイから。
しかし、熱中症になりかかっている時、熱中症になった時はこの「経口補水液」が美味しく感じます。
スーッと体にしみわたるような感じに入ります。
普段は水やお茶でいいのでこまめに飲みましょう!
気温が高くなくても熱中症になるのはなぜ??
「気温が高くないのに熱中症になるんですね」
救急で受診した患者さんの家族の言葉です。
確かにこの日は、いつもに比べて気温は高くなかったです。
でも、この日は雨が少し降ってジメジメしていました。
湿度が高かったんです。
暑さ指数が大事!なんです。
環境省の熱中症予防情報サイトで確認できます。
暑さ指数とは気温1:湿度7:輻射熱2で計算されます。
湿度が重要になります。
湿度が高い時は要注意ですね。
プールの中は安全ではない?!
プールに入っていて子供さんが熱中症になるケースが増えています。
水の中にいれば大丈夫と安心しがち。
プールは要注意スポットです!
プールはコンクリートからの輻射熱が高い。
しかも水の中は、特に屋外のプールでは水温も高い。
いわば、水の中は湿度100%の状態になる。
そうなると、汗がかけない状態になり、体温調節ができなくなります。体に熱がこもり熱中症になる可能性が高くなる。
プールも長時間は要らず、水分補給がやはり重要ですね。
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