
「ただの体操じゃない!
2018.10.3放送の「梅沢富雄のズバッと聞きます」で紹介。
とにかく生きるための「きくち体操」感謝される奇跡の体操
何が凄いって84歳の菊池先生の言葉が響く~。胸が熱くなります。
84歳には全く見えないけど、私は体操より80代の方がコレだけ元気に体操を教えているのにΣ(゚Д゚)また、言葉が響いた。
今回体操の内容は、簡単に紹介しています。
詳しくは本やDVDで確認してもらって主に先生の言葉を集めてみました。
「きくち体操」の菊池先生はどんな人?
菊池知子先生 84歳 背筋も伸びていて体操の先生という感じ。
とても80代には見えません!
菊池先生は元々体操の先生でした。
50年前友人の依頼をきっかけに、独学で骨格や筋肉の仕組みの勉強をし体操を教えるようになったそうです。
その時だけのブームで終わらない死ぬまで自分の足で生きていく体操にたどり着いたんだと言います。
講演会は1500人が殺到!キャンセル待ち。
シニア世代が殺到する”川崎にある体操教室「きくち体操」”
そこには若々しいシニアの方々。90歳や80代の方たち。
原日出子さん、高橋ひとみさんもも「きくち体操」に参加。
梅沢富雄さんのおかあさんも「きくち体操」によって歩けるようになりました。
TVの取材日は「敬老の日」
生徒さんに「今日は老人の日なんで…」とまず笑わせます。
お茶目で厳しい、熱いでも生徒さん思いの先生という感じですです(笑)
認知予防体操
脳にオススメの体操①足の裏刺激
足首回し
①座ったまま、まず膝の上に片足を乗せる
②手と足の指を絡ませる(握手する)
③グルグルゆっくり回す。1回8秒を10回繰り返す
以下、菊池先生の心温まる言葉は黄色いラインを入れました。
先生は「どの指にも力が入って入っているか感じとって」
「力が入っていない指は、脳とつながってない。目でも脳でも感じて」
足の指1本1本は脳とつながっているのでここを刺激する。
「これでしか、生きる道具は無いので、どんな手抜きしてもいいけど自分の命だけは手抜きなし。いい?手を抜いた分だけ弱っていくから、それは無し!」
「だって悲しい思いをするのは自分だから」
「なおざりにしないで毎日ちゃんとやってね、朝に晩にね」
菊池先生、ある新人さんが気になりました。
初めて3か月の生徒さんに「どのくらいやりました?」
新人生徒さん「週二回ぐらい抜けちゃって」と言い訳すると…。
「あのね、毎日、毎日歳とっていくの。そのうちやりますってそのうちなんてないの」
「ホントにないのよ。毎日毎日歳とっているから今なのよね。ホント林先生が「今でしょ」ていうんで言いにくいんだけど、昔から私が言っているの(笑)」
足の裏をガリガリ、バンバン体操
①引く続き片足を乗せたまま足の裏を20回ガリガリひっかく
「これ自分でやるから良いのよ。いぬにやってもらったらダメよ。自分でやるからいいの」
「痛いのは、足が痛いんじゃなくて、脳が痛いって言ってるの」
②足の裏を20回バンバン叩く
「脳から離れたところからダメになっていくよ。脳が全部コントロールしているから、脳につなげていくのは大事」
「昔、ここに来た人が『足の裏が脳なんて何言ってんのよ』って言われたけど、『そんなの勉強して作るのよ』って…足の裏が勉強しているのよ」
「毎日足の裏は勉強している。歩いている時に地面を感じて、感じているから歩けているんですからね」
脳にオススメ体操②足指握手
2人1組になり足の指を組み合わせる
菊池先生によると、他人と足を組むことで普段は使わない場所が刺激され脳の活性化につながる。
初めての人は痛いようです。
足と上げたり開脚していました。
「あのね、本当に、なんにもしなくても生きて行かれると思っている人がいっぱいいるの。そして、どこか悪くなると医者に行くのよ。それでこんなものですと言われてね。で『あの、お医者さん治してくれない』とか『あの、お医者さん下手』とか人のせいにして生きるのよ。」
「とにかく!自分でやるしかないの!わかった?ちょっと怒っているからね、私」(笑)
私の勤めている病院の整形外科のお医者さんも同じこと言います。
「毎日、筋肉トレーニングをした人だけが膝の痛いの治るんです」「泣きながらやるんです」と。
脳にオススメ体操③足指歩き
靴下を脱いで両足を肩幅に開き足指だけで前進
全く歩けない人は要注意!
スタジオに菊池先生が来て指導してくれました。
「足の指は脳に直結しています」
実際にやってみると柳原可奈子さんは全く歩けず。
脳にオススメの体操④足指ヒモつかみ
ヒモやぺんのような細いものを用意。足の指の挟んで10秒キープ
「足の指つかんで、上げてみる。地面をつかんで歩いてるんだからしっかりつかんで」
これは難しいようで出来ない人続出でした。
脳にオススメの体操⑤腕ねじり体操
肩幅に立ち肘を伸ばした腕を5回前後にねじる
!ポイントは小指を前後に引っ張るように意識!
「肩の関節は全部動くようにできているのでクルクルっと手首ねじります」
菊池先生によると指は脳の広範囲とつながるため脳の間隔を呼び覚ますのに効果的。
生徒さん全員に「あなたの体くらい素晴らしいものはない」
テンション上がります(笑)
姿勢改善
姿勢改善にオススメ①ウニョウニョ体操
仰向けに寝て骨盤を左右に振り全身でウニョウニョ20秒させます
菊池先生によると、凝り固背骨や骨盤をほぐすことで姿勢改善に効果的。
「80歳になっても90歳になっても動かせる体で歳とっていってね。だってそう、簡単に病気になるようにできてないよ?」
正しい姿勢で体を動かせば病気の予防にも繋がると先生は言います。
「背骨って小さい骨が重なってあるだけなんです」
この体操で固まった背骨を緩めることで自然と正しい姿勢に戻るというのです。
スタジオで体験した俳優の山田裕貴さんは「なんか、シャキーン!とした」先生は「目が大きくなったわね」
姿勢改善にオススメ②つま先タッチ
仰向けに寝て、足をまっすぐ上げ、つま先10回タッチ
菊池先生によると、体を支える腹筋や太ももに効果、姿勢の乱れをなおすことができる。
この運動は日ごろからしていないと難しい。
先生は完璧!美しいフォームでこなします!
生徒さんに言います。
「歳だけは絶対明日、1日とるのよ。若返り法とか、若返るなんてありえないのよ。あんなのに騙されないで!絶対、若返らないし、戻れないしね、ちゃんと進んでいくだけ」
菊池先生の体操は健康で自分の足で歩いて歳を重ねていくというもの。
心が動かされます。全くその通りだわw
姿勢改善にオススメ③首体操
頭蓋骨を包むように片手で頭を包む、片方の首を伸ばす
前の首を伸ばす。上を見上げてして10秒
後ろの首を伸ばす。下を見てして10秒
反対側も同じように行う。
「頭蓋骨を包んで肩下げて首を伸ばす、スーッと伸ばすよ」
菊池先生によると、首の筋肉に力をつけることで姿勢改善に効果的。
「この間取材で、首は背骨ですと言ったら「え?」と言われたけど(体の骨格の解剖を使いながら)ほらね。全部つながっているのよ。背骨よ」
「時々、こうやって首の筋肉に血液を送って、動かして良い筋肉にしといてください」
姿勢改善にオススメ④骨盤をバンバン体操
お尻は大殿筋、中殿筋、小殿筋の3っつの筋肉が連動しながら足や腰を動かしている。
さらに、背骨を支え体全体のバランスをとっている。
人が立つために必要な場所がお尻になる。
「お尻はたくさんの筋肉がついている。まっすぐ立てるように腿の力になって、ものすごい筋肉なの」
「世界がいくら小さいお尻が良いと言っても、私達はお尻をちっちゃくしない!」
「だから、お尻は顔よりしょっちゅう見てないとダメ…あら『うん』って言わないわね(笑)顔の方が大事ね」(笑)
お茶目な先生(*^▽^*)
お尻歩き
前にずっていくお尻で10歩、歩く。バンバン歩いて。後ろにも歩く。
コレも整形の先生も患者さんに教えていました。これ大事!
らくスクワット
つま先を外側にして肩幅より広げ立つ。お尻の筋肉を引き締める。骨盤を前に出し上体起こす。腰を落とす。両手を肩に。10秒キープ。
「ポイントはつま先を外に向ける。そうするとお尻側に重心が行き負荷がかかる。筋肉にガッと力が入る」
「お尻の筋肉で背骨、上半身、頭まで支えてる場所なんです」
これ、楽じゃないです(;・∀・)
ツイスト体操
仰向けで寝て、両手を広げ両ひざを揃えて横に倒す。顔は膝の逆向きにひねる。
腰をひねるだけで姿勢改善。
ポイントは両腕を床につける。
84歳の年齢を重ねている先生の言葉だからこそ思い知らされます。
運動、筋トレの大切さ。
今日、今、やらなくては。。。(;・∀・)
菊池先生の関連書籍↓
足の裏を刺激して一生歩ける体になる! きくち体操 [ 菊池和子(体操) ]
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