
溶連菌感染症はよく子供がかかる病気と思られがちですが
大人も子供から感染して溶連菌に感染することが
2割程いるようです。
今回は『大人が溶連菌感染症にかかった時の対処法』
をまとめておきます。
大人もかかる溶連菌感染症
♦子供から移る
子供は保育園や学校から感染するケースが多いですね。
兄弟から移るケースが多く5割ほどいるそうです。
大人も子供から感染して溶連菌に感染する方が2割程います。
大人の方は風邪と間違いやすいです。
でも、お子さんがその前に感染が分かっていれば溶連菌感染の可能性が高いですね。
♦潜伏期間と症状は?
潜伏期間2日~5日と言われています。
中には風邪だと思って病院に行ったら溶連菌感染だったということもあるかもしれません。
その場合は、内服の処方をしっかり10日から2週間指示通り内服を飲みましょう。
大人の場合、症状が子供よりひどい場合もあります。
喉が強烈に痛い
発熱がある
頭痛・全身倦怠感
腹痛・嘔吐
発疹(出ないことも)
この様な症状がでます。人によって違うようです。

溶連菌は治療が必要か?
♦周りに移す可能性がある
上記の↑症状があれば普通の方は病院に行くと思います。
しかし、中には仕事を休めないなど理由をつけて病院へ行かない方もいるかもしれません。
でも、医療に関わる物から言わせてもらうと、迷惑ですよね。
もし、具合が悪ければ周りに何かの感染症をまき散らしているかもしれません。
溶連菌感染症に限らず、発熱があれば病院へ受診が望ましいです。
家族や職場の方へ病気を移してしまっているかもしれないのです。
もし溶連菌感染症であれば抗生物質を飲んで24時間たつと人に移すことはないと言われていて学校保健法でも24時間経ち医師の許可があれば学校に行っていいことになっています。
ただ、大人の方は子供と違ってそんなに直ぐに回復しません。
2~3日家で静養して出勤するのが良いと思います。

♦薬を飲んだ方が早く楽になる
喉が強烈に痛い場合が多いのですが抗生物質の薬を飲むと痛みが早く楽になります。
唾も飲み込むのが辛いのは夜も眠れないこともありますよね。
熱も抗生物質を飲んだ方が早く下がります。熱が下がれば関節の痛みや、だるさも楽になるでしょう。

♦溶連菌感染の副作用が怖い
溶連菌=A群連鎖球菌は腎臓や心臓にも影響します!
腎臓への影響で急性糸球体腎炎を引き起こす可能性があります。
医師が数週間後に受診してくださいという場合は腎臓に影響がないか尿検査をします。
その検査で腎臓に異常がないか調べます。
指示があった時は必ず受診しましょう。
リウマチ熱は溶連菌感染症を発症した後、1~2週後に高熱がでます。
その7割の方に関節痛が起きます。そして半数に心炎をおこし適切な処置をしないと、心臓の弁に障害をのこします!怖いですよね。
大人の方は副作用は少ないようですが自分がなって治療をきちんとしないと他の子供にも移すのでまずはしっかり治療をした方が良いと思います。
仕事への復帰もできれば医師に指示に従った方がいいですね。
内服だけ飲んでも自分の免疫が低下していれば回復も遅くなりますので
しっかり静養して治しましょうね(*´▽`*)
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