
ドラマ「ブラックペアン」つい見てしまいます(/・ω・)/
看護師で手術室も勤務している私は、始まる前から気になっていました。
ブラックペアンって何?って??
ドラマ「ブラックペアン」は心臓外科医の渡海先生を二宮和也くんが演じて、
研修医の世良先生を竹内涼真君が演じている医療ドラマです。
今回はブラックペアンの医療ドラマについて私の意見を勝手に書いていきます。
ブラックペアンとは??
原作を知らない私はブラックジャックとペアンをかけての題名かと思ったりして・・・。
でも、原作でもブラック(黒い)ペアン(鉗子かんし)というものが出てくるそうですね。
豆知識
【ペアン】というのは手術中によく使われる器具です。止血鉗子として使ったり管を止めるために使用したりします。結紮といって血管を切ったりするときにも補助的に使用します。
昔、手術中に出血が沢山出て医師の視野が出血で見えなくなることがあり
ペアン医師がこの状況を何とかしようと考えて手術器具を改良したそうです。
1862年に止血鉗子を開発しました。それが現在の「ペアン鉗子(かんし)」だということです。
ペアン、モスキートペアン、長曲がりペアン、など色々ありますが
ブラックペアンというものはありません(笑)
下↓の写真のように銀色でステンレス製が多いと思います。

上の写真だと右から3番目がペアンです。
挟んでも切らないように厚みがあってつかみやすいようにギザギザしています。
ちなみに左からエレバ、有鈎セッシ、骨鋭匙、ディセクター(両刀スパーテル)、直ペアン、布鉗子、消毒鉗子(長曲がりペアン)だと思います。施設によって言い方が違うかもしれませんが(;・∀・)
なので、黒いペアンは実際無いと思います。あったらゴメンナサイ。
このドラマでは重要な鍵として「ブラックペアン」が使われているようです。
佐伯教授の机にも飾られていますので、最後に何かわかるのでしょうね(∩´∀`)∩
スナイプ手術ってあるの??
心臓の手術でスナイプのような器具はないです。
僧帽弁形成術や僧帽弁置換術などの、心臓内部の操作が必要な手術は
すべて人工心肺を使用して、心臓を止めて行なう手術です。
「スナイプ」のモデルになっている器機は、食道用の自動吻合器に似たようなのがあります。
血管を広げるステントというのもあります。
調べたら原作は、心臓手術ではなく消化器(食道の手術)、食道が題材です。
原作の中で「スナイプ」は食道自動吻合器として登場しています。
心臓の手術であんなことが出来たら患者さんの麻酔時間も減らせるし体への
負担も減るから良いですよねー(≧▽≦)
いつか出来るといいですね~。

看護師の視点でこれは~(笑)というのは?
ドラマの中で毎回、心臓の手術のシーンがあります。
だいたい、手術中に問題が起きて渡海先生を呼びに行く。
渡海先生が手を出すまでのやりとり・・・・・・。
血が出ているのに
長!・・・・患者さんもうヤバイでしょ!?
早くしなきゃ(;^_^A アセアセ・・・って思っちゃう。
あと渡海先生役の(二宮和也)ニノが替わって血管縫合する時。
早!・・・そして高!
針と糸がエライ上まであげますね(笑)(≧▽≦)
多分ドラマだら、分かりやすく「俺、早く縫えます!」を
分かりやすくしているんでしょうね。
多分そういう演技指導なんでしょうね。二宮くん頑張ってますね。
そして、渡海先生は、はじめ裸眼で縫っていました(汗)
心臓だと血管細かいから眼鏡が必要だと(顕微鏡みたいな眼鏡)思うんだけどなー。
と、思ったり。。。。
そして、もう一つ、新人の看護師がプリセプター(指導者)もいないのに良く動くΣ(゚Д゚)
病棟にいるかと思えば、オペ室にもいるって大学病院ではありえないですね(笑)
地方の病院ではありますが(;^_^A
TVドラマを見ていると、流れがわかってしまい手術後の患者さんの急変も予測しちゃったり・・・。
だから、家族に私、「黙ってて」と言われたり(笑)
同じ、看護師さんならわかってもらえますよね??
看護師あるある(*^▽^*)
原作読んでいないのでこの先も「ブラックペアン」楽しみです!
イケメンがいっはいの病院いいな♡
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