
冬に流行る病気としてここの所、感染性胃腸炎と言えば「ノロウイルス」と出てくるほど冬の病気のイメージのノロウイルス。
ノロウイルス基礎知識、感染経路と症状についてまとめました。
ノロウイルスとは?
ノロウイルスは毎年11~3月に流行感染性胃腸炎の原因となるウイルスです。
ピークは12月、1月。
主にヒトの手指や食品などを介して感染。
おう吐、下痢、腹痛などの症状を引き起こします。
ノロウイルスはウイルスなので治療薬や予防のワクチンはありません。
特に抵抗力の弱い子どもやお年寄りは吐いた物を喉に詰まらせたり、肺に入って肺炎を起こして死亡するケースもあります。
またノロウイルスは感染力が非常に強く、感染者の吐物やふん便中に含まれる数百万~数億個のうち、わずか10~100個程度で感染すると言われています。
ノロウイルスは非常に強力なウイルスとして知られ、何度でも感染する可能性があるんです。
ノロウイルスに感染?
感染すると、12時間~24時間で急に発症。
吐き気、おう吐、下痢、腹痛などを引き起こし、発熱することがあります。
高熱になることはあまりありません。(長女は38℃まで熱が出ました)
通常、これらの症状が1~3日続いた後、自然に回復します。
4~6日続くこともあります。
高齢者や子供の場合は、1日に10回以上の下痢をおこし、脱水症状などで入院が必要となることがあります。
感染しても発症しない場合や、軽い風邪のような症状の場合もあります。
ノロウイルス感染者の約30%は無症状。(私の夫は吐いたりせず、2週間以上ムカムカのみの症状でした)
しかし、そんな人のふん便にも発症者と同じほどのウイルスが潜んでいるため、二次感染の予防対策に注意が必要です。
便中には約4週間ノロウイルスが排泄されているとも言われています。
感染経路は?
排泄物から
・吐物や便から排出されたウイルスなどを含んだ空気を吸い込む。空気感染もするという事です。
・汚染した環境表面に触れたてを介して口から感染。ドアノブなどから接触感染。
食品から
・感染した食品が調理のサービスの過程で食品を汚染される(例:同一小学校で1200人集団感染、パンの製造会社の従業員の手袋を介して感染が拡大した)
・食品流通システムの上流で食物が感染。
水から
・井戸水などがノロウイルス汚染されて。
ノロウイルスが疑われる時
子供や家族が突然吐いたら・・・。
『周りに同じような症状の人がいる』
『学校、保育園で吐いている子がいた』
『中のいい子が休んでいる』
『季節は冬』
この条件だと、まずノロウイルスを疑ってそれなりの対応をしないといけません。
吐いた吐物の処理をするときは注意が必要です!
吐物処理についても書いていますので参考に!
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