
抗がん剤中はとにかくタンパク質食べて乗り切る!抗がん剤治療に関わっている現場看護師がコツを教えます。
今抗がん剤の真っ只中の方、これから抗がん剤を受ける方
応援しています!がんばりましょう!
とにかく…食べることが重要になります!
1、抗がん剤を乗り切るためには、まず食べること。
私は看護師をしています。病院では乳腺外来、抗がん剤、手術室も入ります。
その中で実際に患者さんの声を聞き、実際私が見ていてこんな患者さんが
抗がん剤頑張れた!こうやって行くと抗がん剤を乗り切れる!と言うのをアドバイスしたいと思います。
↓他にもたくさん抗がん剤について書いていますので、参考にしてください。
まず抗がん剤には、体力が必要なので食べなきゃいけないと言う事は普通に一般的にわかると思います。
ただし、なんでもかんでも食べればいいというわけではありません。
体のために少しでもお粥を食べなさい、とか、体に優しいものを食べなさいと言う人もいるかもしれません。
しかし、これは違います。
実際に抗がん剤に必要な食べ物は、主にタンパク質です。
もちろんそれに伴い、ビタミンやミネラルなども必要です。
私の病院では、医師が抗がん剤についてとても重要と考えています。
特に進行が進んだ場合や、手術をしたときにリンパなどに転移が、あった方などは抗がん剤をすることでその再発を防げれたり、予後がよくなったりたりします。
実際に15年患者さんの経過を見ていますが、抗がん剤後元気な方はたくさんいます。
もちろん、病院に来たときの、癌など腫瘤の大きさも重要になりますが。
今回ここでは、たんぱく質をとることの重要性についてお話しします。
2、抗がん剤には体力が必要
そんなの当たり前!と思うかもしれませんが、体力とは、筋肉量ということになります。
筋肉量がある人と、ない方では抗がん剤を始めてからの体力に大きな差がでます。
でも、いきなり筋肉量増やすなんて無理ですし、まして、これから抗がん剤の治療という時には、これから筋肉をしっかりつけるなんて、間に合いませよね。
人間の体はタンパク質で出来ています
抗がん剤をすると、副作用の一番に多くの抗がん剤では、白血球減少が起こります。
白血球に限らず、全体的に血液が減り貧血の状態にもなります。
血液が造られるのは骨髄です。
骨髄は骨の中ですが、この造血にも多くのタンパク質を必要とします。
抗がん剤の副作用では、その他たくさんの症状が出てくることもあります。
見ていると、その患者さんの弱い部分のところが症状が強く現れてくる気がします。
例えば皮膚が弱い方は皮膚に湿疹ができたり肌がカサカサしたり。
爪がもともと由来方は爪が割れたり2枚爪になったり。
アレルギーの強い方はアレルギーがより一層強く反応を押すことがあります。
パクリタキセルの副作用抑えるには↓
抗がん剤パクリタキセル時、手足冷やすのは有効?患者さんの実際の声
この細かく出る副作用は仕方ないのですが、その時その時対応していきます。
体力をつけるには、筋トレはもちろん必要ですが、今までやっていなかったった筋トレを、病気の時にいきなりできないのが、普通の人です。
やはり、口から食べるということが重要になります。
タンパク質の重要性ついては、ここでも書いています参考にしてください。
抗がん剤治療で必要なタンパク質とは?何をどうやって食べればいい?
3、1日どのくらいのタンパク質を食べればいいのか?
通常、健康な大人が必要のするタンパク質は、
体重50㎏の方で1㎏=1g計算で、1日50g必要です。
しかし抗がん剤治療は、この時期だけ過剰に摂取するぐらい食べて貰っています。
1日のタンパク質は100g近く、摂取です。
これは、賛否両論あるかと思いますが、100gまでとはいかなくてもたんぱく中心の食事にへんこうし、炭水化物はとらなくて良いと言っています。
それは、炭水化物は、自然とタンパク質を食べる中で、摂取できるので、と言う意味です。
先に麺、パン、ご飯を食べると、お腹いっぱいになってしまい、タンパク質を100g近く摂取するのは難しくなります。
実際に、高たんぱく質を摂取していただくと、途中で治療ができないくらい白血球減少してしまうこともない。
また、タンパク質をあまり摂取していない方よりも、減少が急激でないし、底辺が高いのです。
※まだ、エビデンスが確立されていません、
※あくまでも、実際にやっている患者さんと私達、医療者の意見です。
4、タンパク質が高い食べ物は、どんな物があるか?
一般的にたんぱく質は、肉、魚、卵、大豆ですね。
鶏肉の胸肉は、ささ身は、知らずと知れた高たんぱく食です。
豚肉ももちろんいいです。ただ、脂分も多いので体重の増加が気になります。
鶏肉が苦手な方は、豚肉でももちろんOK。
治療中に毎日自分でお料理して、なんて難しくなります。
ここでは、肉、魚、卵、大豆などを使った補助食品を紹介します。
コンビニが高たんぱく質の神!
オススメはセブンイレブンなどに売っている高たんぱく食。
ざっと見てもコレだけあります。
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これ一食で25g取れちゃう!
私も食べてみましたが、ボリュームはあります。
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この他、セブンイレブンに、カニカマバーの10g高たんぱく食も売ってます。
豆腐バーも10gもいいですね。
これはさっぱりしているから、治療中も食べやすいと患者さんが言ってました。
私も買ったら、子供に食べられてしましました。
1本150円くらいかな。

簡単、カニカマ料理
↑の高たんぱく質カニカマバーを裂いて、卵2個と炒めたら、美味しかったです。
卵も1個6gはありますから、、、
6g×2個=12g+かにかま10g=22g!!
オススメですよっ♪
ドラックストアで買う高たんぱくはコレ
♦ギリシャヨーグルト
これは、1個でたんぱく質10g前後摂取で来ちゃいます
乳製品、嫌いでない方は、1日午前、午後1個づつ食べていた方もいました。
♦zavasuザバス
高たんぱく質、プロテイン飲料。
コレも1つで12g前後摂取できるので箱買いする方もいました。
コレだけで1日3~4本飲んで、抗がん剤を乗り切った方もいます。
♦プロテインバー
ライザップ、アサヒ、○○などなど、たくさんプロテインバーがあります。
チョコ味、ココア味、ミルク味、ストロベリー味、チーズ味、バナナ味など、味のバリエーションも豊富にあります。
1本で10g前後あります。
甘みが強い物、甘さ控えめな物、色々食べ比べして選んでみてください。
個人的には、バナナ味が美味しかったです。
ネット通販を上手く使う
ザバスが気に入ったらネットでも買えます。箱買いなので多少安くかえます。
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バナナ味とココアが個人的には好きでした。
自分の気に入ったものを家まで届けて貰える、ネット通販は本当に役に立ちますよね。
楽天市場で買うと家で待っていればいいので、楽ですね。
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CP10は、タンパク質は入っているのに、さっぱりしています。
なのに10gも入ってる。
すっきりさっぱりが好きな方、抗がん剤で副作用でザパスのような
濃い味が苦手になった方にも、飲みやすいと好評です。
箱買いの注意点は、スーパーより安く、家まで届けてくれると買いすぎると
自分は、苦手な味だったと後悔、なんてことも、、、。
または、だんだん飽きてしまった、不味く感じてしまうなどありますので、
一度味を確認してから、箱買いすることをおススメします。
パンを食べたい方は

パンは食べてはいけなくないのですが、炭水化物が主なので、摂取の優先順には低いです。
なので、栄養のあまりない甘い菓子パンは控えた方がいいのですが。。。
高たんぱくパン普通のパンよりいいかも。
意外に低糖パンと表示されている、ローソンの低糖パンがおススメです。
パンを食べたくなったら、低糖パン表示のパンも良いですね。
まとめ
・抗がん剤治療中は、とのかくタンパク質中心に食べる。
・1日50g以上点滴の治療中は100g近く摂取を目標に。
・コンビニ、ドラックストア、ネットを活用してたんぱく質を摂取する。
・補助食品を取り入れて乗り切ろう、頑張ろう。
※ここで紹介している内容は、実際に病院で指導している内容ですが、エビデンスが確立しているわけではありません。
もちろん、かかりつけの治療している医師の指示が大切です。
タンパク質を積極的にとることに、悪いことは一つもありません。
今後、治療していく方の参考になれば、と思います。
この記事も参考に